禁酒したいようでしたくないするめです。
わたしは10年以上前、アル中一歩手前だった頃があります。
というか多分、病院に行っていたらアルコール中毒と診断されていたかと。
原因は明確で、仕事のストレスです。
自分の能力以上の仕事をやっていたからです。
その当時、システム開発会社に就職して、SESで他社で常駐しているときに、簡易なプログラミングを割り振られてしまいました。
Javaを使った開発現場で、フレームワークも複数使用していました。
就職して、少し研修しただけだったので、全然開発のやり方がわかりません。
職場もセキュリティーが厳しく、インターネットが使用できない環境でした。
先輩と3人で、常駐していたのですが、先輩もいっぱいいっぱいな様子で、教えてもらえる雰囲気ではありません。
社内のイントラネットで情報はまとめてあり、そこで調べて自分でやってねという空気でした。
わたしは圧倒的に、プログラミングに向いていなくて、仕事が進まず、正直八方塞がりな状況でした。
会社に出勤するのが、次第に嫌になり、前日飲んでいた酒の残りを出勤前に飲んでしまったことが、ことの始まりでした。
酔っ払った状態だと、出勤したくないという気持ちが少し、和らいだのです。
そこから、毎日出勤前に飲酒する生活が続きました。
匂いでバレないように、ブレスケアや、マスクをしていました。
今考えたら、完全にアル中ですが、自分ではその感覚はありませんでした。
次第にお酒が切れるのが、しんどくて、昼休みでも、外の公園で飲むようになっていました。
酔って出勤→酔っているから仕事があまり覚えられない→さらに出勤したくない→酔って出勤
最悪のループを繰り返していました。
そんな生活が、3ヶ月くらい続いて、最後の方は、酒が切れると足が震えるようになっていました。
自分では、もう仕事を辞めるしかないと思っていましたが、転職活動をする余裕がなく、日々が過ぎていってしまいました。
どうしようもない状況の中、知人から連絡があり、「うちの事務所で働かない?」と言われました。
仕事が辛くて、出勤前に飲酒していることを誰にも言っていなかったので、誘われたことにびっくり!
即答でやるといい、早々に辞職届を出しました。
たまたまのタイミングで、人を探していたそうです。
本当にその誘いがなければ、かなりやばかったと思います。
転職して、仕事中に運転することもあり、出勤前にアルコールを飲むことは無くなりました。
今は配達で、バイクを運転するので、もちろん朝から酒は飲みません。
その当時は、運転などなく、電車通勤だったため、「最悪仕事をクビになるだけだ」くらいに考えていたと思います。
今でも、その当時のことをたまに考えますが、本当に、転職してよかったです。
本当に向いていないと心から思う、嫌な仕事は、速攻でやめた方が身のためだと感じています。
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