2年前の冬、某ハンバーガーチェーン店に、21時頃ピックアップしに行きました。
店内にはお客さんが、数組しかおらず、比較的空いていました。
カウンターのところに、店員さんがおらず、すいませんと言っても、誰もくる気配がありません。
キャンセルして、帰ろうかとも思いましたが、配達単価がよかったので、待つことにしました。
2階にも、客席と調理場がある店舗だったので、2階に様子を見に行こうとしました。
直後に、2階からドタドタ若い女性の店員さんが降りてきて、店内のお客さんに注文の料理を運んできていました。
運び終えた店員さんに、話しかけて、注文番号を言いました。
店員さんは、岩盤浴入ってたくらい汗だくでした。

すみません。ただいま注文を載せる昇降機が壊れてまして、少々お待ちください。
昇降機は、料理を運ぶ小さいエレベーター見たいなもので、2階で作った料理をその昇降機で、1階に届けていました。その機械が、壊れてるというのです。
店員さんはまた、2階へ行き、店内の違うお客さんの、料理を運んできました。
その店員さんは、小さい声で、

ふざけんじゃねぇ。やめるやめるやめる。
と、連呼していました。心の声がダダ漏れで、鬼のような顔つきになっていました。
他に接客する店員さんはおらず、1人で対応していました。

ウーバーさん、もう少々お待ちください。
鬼と仏が混じったような表情で、私に言いました。
汗が、ナイアガラの滝くらい出ている店員さんが、不憫すぎて吹き出しそうになりました。
その後も、何回か、2回と1階を往復していて、やっと私の配達する商品を持ってきました。

お待たせしました。
まじクソっすよここ。
絶対やめてやるこんなとこ。
愚痴を言う相手がおらず、溜まっていたのでしょう。
我慢できず、私に言ってきました。

ハハハ。大変ですね。
頑張ってください。
そんなことくらいしか言えず、商品を受け取り、立ち去りました。
そんな出来事も忘れかけていた、1ヶ月後。
またその店に配達しに行きました。
食品を運ぶ昇降機は、故障中と大きく張り紙がしてあり、今だに直っていない様子でした。

ふざけんじゃねぇ。やめるやめるやめる。
やめるやめる。
小声で言いながら、こないだの店員さんが、またサウナ中くらい汗をかきながら、2階から降りてきました。
その後、その店員さんがどうなったかは知りません。
コメント